ある産婦人科医の備忘録

産婦人科医の臨床、研究、考えについて

産婦人科系ジャーナルを読んでいて思うこと、危惧とか 【お気持ち】

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※お気持ちです

 

やや偏った考えかもしれないが、産婦人科系ジャーナルは内科・外科・救急などと比較するとプレイヤーの数が少ないせいなのか?論文の手法について疫学的・研究方法論的・統計学的に問題があるものが目立つような印象がある

 

まず論文を書く上で重要なこととして

Methodを読んでその論文を再現できるか?

ということがある

Methodにおける手法の記述の不十分さが目立つ

イントロが不必要に長く、Methodが不十分という残念なかたちの論文をみかける

 

また統計手法の誤りや結果の報告不十分が目立つ 主に傾向スコアを用いた手法に多い

最近はちょっと調べたり某GPT君に聞けばすぐに教えてくれて、なんちゃって傾向スコアマッチングみたいなのができてしまう

 

また査読においてもMethodに関わる問題はあり

Methodの手法をわかってないのに査読を受けて誤った指摘するReviewer

RCTしか許さんReviewer

など困ることが多々ある

 

モダンな研究者達にReviewerが対応できなくなってきているのではないだろうか

 

他にも、某ジャーナルはブラインドで査読プロセスを経たら再現性のあるアクセプトを(銃声)