ある産婦人科医の備忘録

産婦人科医の臨床、研究、考えについて

2022年 産婦人科専門医試験 お疲れ様でした! 合格率は???

 

2022年 産婦人科専門医試験 お疲れ様でした!

 

先日結果が発表されたようですね。

身近なところでも試験を受けた方々がいて嬉しい報告を受けました。

残念だった方も何度でもチャンスはあるので来年度に向けて臨床のやりながら試験を意識してその都度ガイドラインを見直すなどしてみるとよいかもしれません。

 

 

今年は下記のようなかたちで行われたようですね。

 

試験期日
 2022年7月23日(土)午後  筆記試験
 2022年7月24日(日)全日  面接試験

試験会場
 ・東京会場(北海道、東北、関東、北陸(新潟)の各ブロックに所属する場合)
  都市センター
 ・大阪会場(東海、北陸(富山、石川、福井)、近畿、中国、四国、九州の各ブロックに所属する場合)
  千里ライフサイエンスセンター

 

 

これから試験を受ける方に注意していただきたいのは

日本産科婦人科学会側が明確に下記の文言を記していることです

『総合点に関らず知識が偏っている場合は不合格となることもあります。』

産婦人科専門医認定二次審査における筆記試験について|公益社団法人 日本産科婦人科学会

よってやはり自分の得意分野で点数を伸ばすだけではダメなのです。

この方針は専門医試験としては良いと個人的には思っております。

 

また程度は不明ですが下記の文言も気になりますね。

『症例レポートも評価の対象になります。』

日本産科婦人科学会専門医認定二次審査における筆記試験について|公益社団法人 日本産科婦人科学会

レポートもおざなりにはできないでしょう。

 

 

合格率や合格基準は不明ですが、

私が受験した2021年では、 合格者414名 でした。

学会新規入会者数は2018年は、 453名 です。

簡単に見積もると 414/453=91.3% です。

 

しかし、下記のような因子も考慮すべきかもしれません。

・後期研修1年目に学会入会後、ストレートに受験するか否か(産休、病休など)。

 → 受験者数減に働く因子ですが、毎年の産休割合がほぼ一定とすれば、

   その受験を見送っていた人数は次の年度で受験するため

   ここはあまり大きく受験者数に影響しないかもしれません。

・前年度不合格者の再受験

  → これは分母(受験者)増に働くため、もっと合格率は低くなると思います。

 

よって、ざっくり85-90%程度が真の合格率ではないかと推測されます。

この辺知っている方がいたら教えていただきたいです。

 

追記:

今回の試験の合格率は87%程度..? 例年より数%低い

 

 

下記は私が試験勉強をしたときの振り返りです。

参考までに

obstetrician.hatenablog.com